僕は現在結婚して子供もいます。なのでお金を稼がないと家族に迷惑がかかるのでそこそこ稼いではいるんですけど、画家を目指し始めた18歳から24歳くらいまでは本当に貧乏で、その当時はZiNと共に「絶対に絵で稼いでやる〜」っと情熱を燃やしていました。
それから5年間ほど世界を旅して絵以外の勉強も沢山してきました。
そんな経験を経て今では月に平均130万円くらいはZiNの絵関連の収入で稼ぐようになりましたが、ここまで稼げるようになって気付いた事があります…
それは
お金ない時の方が燃えてたわ!!!
お金稼せぐ事自体は全然楽しくない!!!
っと言う事です。
一度稼ぐ経験をしてしまえばその時点でやり方を理解できるので稼ぐ事自体が簡単になってしまいます。(まぁ金額が高ければそれはそれで難しいですけど)
お金はあればあるほど良いと言われますが、それは普通の人の場合であってアーティストにとってはそれほど重要なものではないのかもしれません。
お金は心にゆとりを生みますが、画家やアーティストにとっては情熱を食い尽くす毒のようなものだと僕は思います。
以前沖縄で取材を受けた時にもアーティストとお金の話になったのですが、今回はその時に語った大切な話をしますね^^
貧乏な時代の方が楽しかった理由
今でこそこうして普通に生活できていますけど、夢を追っていた22歳の時は本当に超貧乏で毎日生きるのに必死でしたね。
ZiNの絵は誰がどう見ても下手くそでしたし画家を目指すと言うと親にも「何夢見てんの〜!」と言われる始末…
そらそうですよ。だってこんな絵で生活できるなんて誰も思わないでしょ。
ただ絶対に生活出来ないと言われるほど「じゃあ絶対に生活できるまでになってやる!!」っと心の中は熱く燃え上がりました。
当時の彼女にも僕の人生計画プランを説明して「お金はこの時に絶対に稼げるけどかなり時間がかかる!」と説明はしていました。(もっと詳しく説明してましたけどね)
でも結局最後は「大丈夫!何とかなるとか言ってるけど全然ダメだし」っとエゲツない事言われて終わりました。
っと偏見を持って生きてしまうようになりました。(誠に申し訳ございませんでした。心から反省しております。)
実際それから女嫌いになって8年間くらい彼女を作りませんでしたからね〜。
ただ、この経験も「絶対に見返してやる〜!」っとさらに心が燃え上がるきっかけの一つになりました。
それから1日50円しか使えない超貧乏学生生活や全く仕事が入らない下積み時代も必死に絵を描いて数年間生活をしていたのですが、この間苦しかった事ももちろんありますが、今思えば毎日充実していて楽しかったんですよね。
なぜ貧乏時代の方が楽しかったかと言うとですね…
ギリギリの状態から脱出した時の楽しさ!
これにつきますね!
貧乏な時は
「何とかしてこの状況から這い上がってやる!」
っという情熱がありましたし、
「この状況からどうすれば脱出できるのか?」
っと言うゲーム感覚のようなものがあったんですよ。
例えばですね、
ZiNの絵のスキルアップや海外での経験値を積むためにオーストラリアに画家修行の旅に出た時の話。
最初は20万円ほど持っていたのですが、気付いたらほとんどお金を使い切ってしまったんですよ。
こんな状態になるまで気づきませんでした。当時はむちゃくちゃな暮らしで超適当に日々を過ごしてましたからね!アホですね^^;
とにかく今日食べるだけのお金を稼ぐ事を考えよう。
っという状況になったのでこれはもう必死ですよ!食べないと死んじゃいますから!でもこの事件がきっかけでZiNはオーストラリアの路上でライブペイントをして稼ぐ第一人者となったわけです。
自分で何とかするしかない状況に追い込まれると人は何をどうすれば良いのか試行錯誤しようとするんですよね。これが日本だと友達に相談したり親に相談したり逃げ道があるので自分の頭で考えると言う思考もそこでストップしてしまいますからね。
追い込まれ状況だからこそ必死に考えれるわけです。
ライブペイントの見せ方、パフォーマンスの仕方、外国人とのコミュニケーションのとり方、などなど思考を凝らしているとその思いが伝わったのか開始30分でチップ入れにしていた帽子の中に10$を投げ入れてくれました。
もうめちゃくちゃ感謝の気持ちでいっぱいになり言葉になりませんでしたね。
そしてこの時に心の底から
生きてる!!
と言う実感を味わったんですよ。
最終的には3時間ライブペイントを路上でして35$を稼ぐ事になりました。
お金を稼いでも幸せにはなれない!っとブロガーや起業家さんがよく言てるじゃないですか?
あれって本当なんですよ。世の中お金だと思っている人ってめちゃくちゃ欲が強い人か稼いでいない人だけだと思うんですよね〜。
お金よりも純粋に「凄い」と思われたい!
お金を稼ぐよりも幸せな事って皆さんそれぞれあると思うんですが、僕は純粋に「凄い!」っと言われたいんですよ。
それは「お金をこれだけ稼いで凄い!」じゃなくて純粋に「人として凄い!」っと思われたいんです。
だって自分で言うのもなんですが、結構ヘビーな人生を歩んできたけど、自分の力でそれら全て乗り越えてきたので自分に自信があるんですよね。
人と話す時も面白い知識も沢山ありますし、世界一周の旅で撮影した日本人は絶対に行かない場所の綺麗な写真もありますし、危険な体験や不思議な体験もしてきました。
なので人に楽しんでもらえるネタなんて山ほどあるんですよ!^^
そして何より興味津々で聞いてくれている相手の顔を見た時にかなり幸せを感じるんですよね!
あとZiNが魂を込めて描いた作品を「凄い!」っと言われると物凄く嬉しいですし、さらに絵の中に秘密を隠しているのですが、よく観察してそこを発見してくれるとかなり喜びます。笑
僕やZiNの作品を認めてくれる人と楽しく過ごすだけで幸せを感じるので、そこにお金なんて必要ないわけですよ。
お金よりも大切なのは時間
お金って働いて稼ぐものだと思っていませんか?
実はそれは違います。
お金と言うのは自分の限りある人生の貴重な時間を使って稼いでいるんですよね。
人は常に死に向かって突き進んでいるわけですから、その時間を働く時間に割いているだけなのです。
なので働く事が主体ではなく、限られた時間を使っている方が先に来るわけですよ。
つまり時間と言うのはどんなものよりも価値があるのですね〜!
時間を使うと言う事は命を使うと言う事ですからね!
お金を稼ぐために労働している!っと言うよりも命を削っている!っと本気で思う事が出来れば行動意欲が今よりも増していい結果がでる事は確実ですけど、多くの人はこの「時間=命」と言う意識を持っていない人が結構いますね。
僕は過去に命について考えさせられる強烈な出来事があったのでその時に気付けました。
もしもお金がなくなったら…
以前、沖縄で取材を受けたのですがその時にこんな質問をされました。
もしも今、持っているお金が全てなくなったら先ず何をしますか?
僕は結婚しているので稼がないとヤバいですよね?
ですがどこかの会社に就職するだとか、バイトするなんて事は絶対にしません。
命の時間を会社に投資するくらいなら、自分の人生にプラスになる事に投資した方が効率も良いしお金を稼ぐスピードも早いからです。
なおかつ僕は稼ぐと言うよりも、お金がない状況を「楽しむ」と言う事の方が大きいでしょうね。
なので恐らく渡航費用を借金してでも海外にライブペイントに行き、ZiNの画力と僕のコミュニケーション能力を使って出稼ぎに行きますね〜!
オーストラリアだと日本よりも稼げますし何より楽しいんですよ!
新しい友達も沢山出来るし、その繋がりがまた仕事を運んできてくれますし何より自分の知らない事を知れる。こんなに効率の良い稼ぎ方他にはありませんよ。
なので今絵で困っている人にはとりあえず最初はオーストラリアに行ってライブペイントをするように言っているんですけど先の不安ばかり考えて行かない人が多いですね〜。
同じ事してても不安ってなくならないんですけどね^^;
もしも海外に行ってらダメ!っと言われたらもうそれは日本で稼ぐしかないので僕のマーケティングスキルを使ってとにかくブログやSNSで情報発信して日本国内や海外からファンの方を呼んでイベント企画を開きますね。
っと言うより稼ぐだけだと色々とやり方があるんですよ。
・お金を普通に稼ぐ
・絵で稼ぐ
この2つは全く違って圧倒的に前者の方が簡単ですからね。
僕の場合は「生きていると言う充実感、ギリギリ感」を求めるので、子供が大きくなればある程度今よりも自由に活動する事ができるので、その時は海外にお金を数万円だけ持って自分で稼がないと帰れない企画をして個人的に楽しもうと考えています。
このように自分が楽しいと思える事を異様に思われるくらい楽しんで、それを発信する事でやがてそこからお金は発生してくるものなのです。