こんにちは!ジンジン(画家プロデューサージンジン)です!!
皆さんは絵を描く時にネット上の写真を参考にしたり、他人の絵をトレースしたりしてませんか?
実はそれ、
著作権侵害で大きな事件に発展する可能性もあります。
例えば
- 写真を参考にして絵を描くと著作権侵害に当たるのか?
- 芸能人の顔写真を模写、トレースしてネット上にアップしても良いのか?
- どこまで参考にしていいのか?
などなど、色々と知らないとまずい事も沢山あるので、今回は絵を描く人なら絶対に知っておいた方が良い著作権問題についてお話していこうと思います。
文章を読むのが面倒な人は動画でも説明しているのでこちらをご覧ください。
プロでも大事件に発展する著作権問題
やっぱり初心者でもプロでも参考資料を見ないで描くのって相当難しいんですよね。
見て描くのと見ないで描くのって全く違ってくるんですよ。
これってどんなプロでもやってる事ですけど、そんなプロでもたまにこの著作権問題でどえらい事件に発展する事があります。
ここではその著作権に関する大きな事件の話はしませんが、絵を描く人ならこの事件があった事を知っている人も多いと思います。
でもそれってほんの一部でそれほどSNSなどで拡散されてない事件もあります。
僕のところにもこれまで1万通以上の相談メールが寄せられたのですがその中の相談でも
「著作権侵害で今までの絵全部出せなくなりました」
っと相談しに来られる方もこれまで何人かいましたね。
著作権侵害ってめちゃくちゃ怖いんですけどいまいちその怖さをわかってない人が多いんですよね。
ただ、どこまでが良くてどこまでがダメなのかを知ってれば怖くないですし、今回僕がこの問題を全て解決しますので安心してください!
どこまでが良くてどこまでがダメなのか?
まずどこまでが良くてどこまでがダメなのかという事なのですが、これ結構明確なものもあればグレーゾーンに入るものもあるんですよよね〜!ここからはその微妙なラインを解説していきます。
練習用に他人の写真の模写をしてもいいのか?
まず練習するために他人の写真を模写する事はどうなのか?っという事ですがこれは結論から言うと全然大丈夫です。
個人で楽しむ、または練習ように描いて公開しないようにすると言うのは全然OKなんですよね。
私的使用のための複製は自分で楽しむとか身内で楽しむためだけなら全く問題ないです。
描いた作品をSNS等にアップするのはいいのか?
模写した作品をSNSにアップするのはどうなのか?っというとこれは完全にアウトです。
さっきは個人で楽しむとOKでしたけど、それをネット上に掲載してしまうと第三者の目に触れてしまうのでアウトになります。
つまり第三者が観覧できる状態にしてしまうとその時点でアウトとなりますし、これはSNSだけでなくても展示会や個展なんかでもアウトになります。さらに、その絵を販売してしまうと完全にアウトですね。
著作権侵害の問題ってほとんどの場合、相手がどう思うか?が重要なんですよね。相手側が「パクられた!」っと思ったらそれはもう著作権侵害になり場合によっては訴えられる可能性もあります。
芸能人などの写真を見て絵を描くのはどうなのか?
続いて芸能人の写真を見て描くのはどうなのか?
これSNS上でめちゃくちゃ多いですよね〜!
これに関しては「法律違反ですか?」と聞かれれば「はいそうです」と答えるしかありません。場合によっては人権侵害(プライバシー権、肖像権侵害)になる可能性もあります。
ただ、芸能人の場合は自分の顔を売りとしていますし、名前や顔を売る事で収入を得ているので一般人よりかは著作権侵害の対象になる可能性が低いみたいですね。
だからまぁ法律的に言えばアウトですけど顔や名前をすでに売りにしている芸能人だとグレーゾーンってとこでしょうね。
ただし、怖いのが肖像権侵害です。
例えばセクシー系の絵を描いて顔は芸能人(女優など)の顔写真をトレースしてそのままそのセクシー系の絵の顔の部分に入れてしまったとしましょう。この場合、芸能人の顔写真を不正に利用したとみなされて訴えられる可能性があるのでそこは注意ですね。
あとパブリシティー権と言うのがあるんですけどこれも注意しないといけません。
例えば芸能人の顔の絵を利用してブログなどのアフェリエイト収入や広告収入などで利益を得た場合は完全にアウトです。
実際YouTubeでも「芸能人の絵を描いて見た」系統の動画が削除された事があったようですが、これは権利侵害をされたとみなしてYouTube側が削除した事もありましたからね〜。
ただ、これまでの話を聞くと著作権って曖昧な部分が多いんですよね〜。違法だけどグレーだったりグレーだけど違法だったり。
なのでまとめると
逮捕される事はないけど相手が嫌がってるなら辞めた方がいいよねって事ですね。
じゃあどうしたらいい?
じゃあどうしたらいいのか?ってなると思うんですけど、これ僕が何かできないかと考えた結果、新しいサービス開始しました〜!
僕はこれまで43ヶ国以上旅してきて趣味で写真をとってきましたが、それを参考資料に利用してください!
ちなみに写真そのものをダウンロードして販売するのはNGです☺️
写真を絵にした販売はOK!アレンジももちろんOK!皆さんの力になれれば嬉しく思います👨🎨世界各地の写真が3万枚以上あるので定期的に写真資料を追加していきます。今回はガラパゴス諸島の写真追加しました☺️ pic.twitter.com/NI0FB7q1DV— 沖縄/画家プロデューサー(ジンジン)&画家ZiN (@Ryohei_ZINART) February 8, 2021
- 完全に書作権フリー
- 完璧に模写してSNS等にアップしてもOK!
- その作品を販売してもOK!
- 参考にしましたの連絡一切不要!!
オーストラリアからヨーロッパだいたい回って中東いってエジプトとかトルコの中東いってそこからケニア、ナミビア南アフリカ転々として、アルゼンチンからアメリカまでの大陸全部行きました。ガラパゴス諸島は大陸じゃないけど行ってきて最近写真追加しましたね。
まだまだ写真があるので随時追加していこうかと思うので是非参考資料にしてください^^
資料写真を利用する他の方法
僕の写真を利用する以外の他の方法としては資料として使うのが許されている写真集は利用しても問題ないです。
構図集、建物の写真集とかキャラクターを描くのであればポーズ集など図書館にもあります。
著作権フリーのサイトを利用する
あと著作権フリーの画像サイトも利用する事ができますね。
僕のおすすめとしてはPixabay(ピクサベイ)というサイトです。かなり綺麗で写真も豊富ですし絵の参考にするならこのサイトだけでも十分事足りると思います。
Pixabayにはこんな記載もあるので安心ですね。
Pixabayは創作に意欲的なコミュニティであり、著作権フリーな画像や映像をお使いいただけます。すべてのコンテンツはPixabayライセンスにおいて公開されています。営利目的であっても著作者に対する許可やクレジットは不要で安全にお使いいただけます。
ただし、ピクサベイのサイトのコンテンツ(写真)に関するライセンスはPixabayライセンスに掲載されているので安心ではありますけど、念のため一応利用する前はそこを確認して置くといいでしょう。
ライセンスの確認方法は超簡単で写真を開いたページの右端に「商用利用無料」「帰属表示の必要はありません」と記載されているものは利用できます。
ちなみに帰属表示とはその写真をとった人の名前とかライセンスなどその人の情報の一緒に表示するという事ですが、これの必要がないのであれば問題ありません。
Pixabayの中の写真にはパブリックドメイン(public domain)というものが利用されています。
っという事なのでネット上に写真を参考にする場合は安心安全なピクサベイを利用する事をオススメします。
著作権と解決策まとめ
今回は著作権問題について話してきました。どこまでがOKで何をしたらアウトなのかをまとめるとこんな感じになります。
- 他の人の写真やイラストを指摘利用のために模写するだけならOK
- 他人の写真を模写した作品をSNS等にアップするのはアウト
- 芸能人などの顔写真を模写するだけだと問題なし!
- 芸能人の顔写真を模写してネット上に掲載するのはグレーゾーン
- 芸能人の知名度を利用して自分の収益につなげる行為はアウト!
解決策では以下の4つ。
- 絵描き専用のジンジンの世界の写真を資料として利用する。
- 資料として使うのが許されている写真集を利用する。
- 著作権フリーの画像サイトを利用する。
- 自分で写真を撮影してそれを参考資料にする。
これらを覚えておけば大きな問題に発展する事はないですね。
できるだけNGな事はしないように楽しんで絵を描いてみてください^^